ふぁんしぃ
2006
…なんか変だこの湯田中温泉街。
なんか見るからに高級そうなのである。
名前も○○閣なんてのがついちゃっている。
外人さんもいるし…。
ここじゃないんじゃないか?いや、合っている。
まぁいい、目指すのは地獄谷野猿公園だ。
そこで温泉に入って猿もみる予定だ。
駐車場に車を止める。
徒歩30分…暑いし、めんどくさい。
看板をみるところによるともう一カ所入り口があるらしい。
そこからは徒歩15分という。
そっちに行ってみよう。
狭い。道幅が狭い。
檸檬心さんビビリ、怒る。
そんなにおっきい車のくせにここ通るんじゃねぇよ!
確かにすれ違うのはやっとだし、
下手にそれたりなんかしたら隣は崖だ。
確かに怖い。
やっとついた。
歩くのと時間的にはそう変わらなかった。
駐車料金500円を払い、車を止める。
私はショックなものを見つけてしまった。
『地獄谷温泉:日帰り入浴15時まで。』
今何時?…16時。
おい!この500円どうしてくれるんだ!
悔しいから猿はみようぜ。
15分とはいえど階段をかなり上る。
すれ違う人は皆無口だ。それもまた怖い。
ついたようだ。
温泉宿のような建物がある。
ちょっと中をのぞく。
千と千尋にでてきそうな感じだなぁなんて思いながら
猿の方を目指す。
いた。
公園じゃなくても下の方にも全然くるらしい。
なんかこわいねぇ、猿は。
できるだけ関わらないようにして温泉が噴きだしているところをみて
そこをあとにした。
猿はみたよ、うん。
気を取り直してさっきの湯田中温泉入浴をもくろむ。
う~ん、なんか入りにくい。
明らかにこのビニール袋を持って入っていいところじゃない。
仙寿閣とか書いてるし、政府公認とか書いてるし…。
こりゃアウェイだなぁ。
よさげなところにはいってみる。
すいませ~ん 日帰り入浴ってやってますかねぇ?
え~と、ご予約の方はなさっていますか?
……いえ。
じゃあ申し訳ございませんが。
わかりましたぁ、すいませぇん。
……はぁぁぁ!?
予約って何?聞いたことないんだけど!?
完全に虚をつかれた。
ほかのところも同じような対応がされそうで怖くて入れない3人。
ここは日帰りいいってマップルに…終わったって張り紙してますよ。
じゃあ上の方のは?
これはない。なんかたぶんいけるけど入りたくない。
明らかに古い民宿のようなビジュアルだったのだ。
最後の希望。
旅館の前に日帰り入浴できますと書いてある宿だ。
きっとここは私たちの味方…私なんかはもう心細くなってきていた。
陽気なおっちゃんがでてくる。
あの~入浴したいんっすけどぉ。
あ~ごめんねぇ。日帰り入浴はやってんのよ。
でも今ちょうど貸し切りでお客さん入っちゃったからさぁ。
18時からお食事だから後1時間もすれば上がるとおもうのさ。
だからそこな辺遊んできてそれからまたきて。
いいお風呂だからさぁ、入ってはもらいたいんだけど。
ごめんね。
何でこんな江戸っ子風なんだろうと思いつついったん出る。
まっぷるをみる。
じゃここいってみようか、七味温泉。
時間はわからないけど行くだけ行ってみて
だめなら山田温泉にしようぜ、ここは21時までって書いてるし。
何となく元気をなくし
敵地、湯田中温泉を後にしたのだった。
つづく。
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