ふぁんしぃ
2006
朝10時ちょっとこれはゆっくりしすぎた。
もう山形に入ったということが二人に余裕を与えたようだ。
とりあえずイオンで朝食をとった。
私はご飯が食べたくて石焼きビビンバを、
夏ばてで食欲がないNOB氏はイモなら食えるだろうとマックをチョイス。
なぜか多く入っているナゲットと
ウーロン茶を頼んだはずなのにきたコーラに不満を言いつつ、
おなかを満たした。
2階の本屋さんで身近な温泉を探した。
せっかくだからあつみ温泉に入ろうかという話もしたが、
高いという理由で却下。
一路ぽっぽの湯という温泉へ向かう。
「じゃあまずイオンをでて左。
そうすると丁字路があるからそれを右ね。」
従う。左に曲がる…丁字路がなかなかやってこない。
やっと丁字路に突き当たった。
目の前に広がる大きな川…最上川である。
『五月雨を集めて速し最上川』
「なんか変だぞ?
あ、イオンがもう一件ある。
しかもこれをみて納得した俺がいるんだけどw」
彼は道を間違えたのではない。
スタートを間違えたのだ。
そりゃ最上川見えるわ。
その後はまぁなんとなくぽっぽの湯に到着。
入ると同時に彼はトイレという。
私もいきたかった。
しかし洋式は一つ。
「じゃぁじゃんけんすっか」
このたびではもうじゃんけんが大きな威厳を持っている。
…負けた。
そりゃそうだ。
ぜんかいとは重さが違う。
番台のおばちゃんに山田が負けたことを聞き、
風呂へと向かった。
まぁまぁいい温泉だったかな。
ちょっとヨウ素のにおいがする温泉だった。
せっかくだから道の駅による?
彼はその道へナビを始めた。
「今どこ走ってるんだ?
ま、とりあえず右いってみっか。
大きい道にでりゃあなんとかなる。」
道なき道を走るとそこには道の駅。
汚名返上名誉挽回である。
お店自体はいまいちだった。
彼は帰り際にこんなことを言った。
「でんでんちゃまめ?」
それは『だだちゃまめ』(田田茶豆)と読む。
山形名産の甘い枝豆のことだ。
でもなんかその言葉の響きがおもしろくって、
私は笑ったのだった。
それから約1時間。
私たちは早々と新潟県に上陸したのであった。
つづく。
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